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駅近物件の距離はどのくらいから？

どの程度の距離であれば、「駅近物件」といえるのでしょうか？駅近物件に明確な定義はありませんが、一般的には駅から自宅まで徒歩10分圏内の物件を指すことが多いです。不動産会社は1分80mの規定で駅と物件の距離を計算していることが多いため、徒歩10分圏内は駅から約800mの物件のことを指します。

駅近物件のメリット

駅近物件に住むメリットは、主に以下の4つです。

・通勤や通学が楽

最寄り駅までの距離が近いため、通勤や通学で電車を利用する人は駅までの移動時間を減らせます。最寄り駅から自宅が遠い場合、電車に乗るためにバスや自転車、バイクを利用しなければなりません。バスを利用している人はバスが時刻通りにこないリスクを考えて、早めに自宅を出ることが多いです。また、自転車やバイクを利用している人は、雨の日や気温が高い日に駅まで向かうのが大変です。

駅近物件であれば、バスの遅延を見越して早めに出る必要がなく、雨や気温の高い日でもすぐに電車に乗れますので、移動の負担を軽減できます。

・周辺施設が揃っている

駅は人の乗り降りが発生して人通りが多くなるため、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどの生活に欠かせない施設が充実している傾向があります。また、大きめの駅であればショッピングモールや飲食店、娯楽施設などもありますので、買い物や遊ぶ際に便利です。

・夜道でも比較的安心できる

部活や習い事、仕事などで帰りが遅くなっても、駅近の物件であれば夜道を歩く時間が少ないため、安全性が高いでしょう。駅周辺は人通りが多く街灯も整備されているため、犯罪発生リスクの軽減が可能です。ただし、繁華街や歓楽街が近い場合は人通りが多くても治安がよいとはいいきれませんので、駅近物件を契約する前に周辺地域の治安はチェックしておくことをおすすめします。

・資産価値の低下が起きにくい

駅近物件は利便性が高いため、築年数を重ねても資産価値が下がりにくい傾向にあります。将来的に駅周辺の開発が行われれば、資産価値が上昇するかもしれません。

駅近物件のデメリット

駅近物件に住むデメリットは、以下の3つです。

・家賃相場が高い

駅近物件は利便性が高いため、家賃相場は高めの傾向があります。また、賃貸物件を探すときに「風呂トイレ別」「新築」など物件自体の条件も細かく絞っている場合、同じ条件の物件と比較すると、駅近物件のほうが家賃は高くなります。予算内で住もうとすると居住空間が狭くなる傾向がありますので、注意が必要です。

・騒音が大きい場合がある

駅周辺は人通りも多く、繁華街や歓楽街がある地域では夜遅くも多くの人で賑わいますので、騒音が気になる可能性があります。また、駅周辺の開発により長期間の工事が開始されれば、四六時中騒音に悩まされるかもしれません。

・隣接するマンションとの距離が近い

駅前は商業地域・近隣商業地域であることが多いため、駅近物件の建ぺい率は高い傾向にあります。隣のマンションとの距離が近いため、日当たりや眺望に影響が出ます。窓を開けると、すぐ隣のマンションの壁であったというケースも多いです。住環境を優先したい人は、駅から少し離れた物件を探してみるのもおすすめです。

駅近物件が向いている人とは？

駅近物件に向いている人の特徴は、以下のとおりです。

• 通勤や通学に時間をかけたくない
• 仕事で遅くなるときに夜道を歩きたくない
• 買い物は気軽に行きたい
• 重い荷物を持って長時間歩きたくない

ご紹介したメリットとデメリットを把握し、自分の優先順位と相談して賃貸物件を選ぶことをおすすめします。